真剣に極めるという事

テニスの熱量では世界屈指の有名アカデミーにも気持ちは負けない我が市川浦安校!

すべてのスタッフが全力で学生時代を邁進してきました。

よく「相手に気持ちが伝わらない」と私自身悩むことがありましたが、つまるところ【そのレベル】ではなかったと言う事実に気づかされたことがありました。

職場でも、学校でも、スポーツや家庭においても。

伝わらなかった場合に取る行動は3つのうちのいずれか。
「あきらめること」「自分を磨くこと」「気づかずに過ごすこと」


今年の2月からインドアでも「育成クラス」がスタートしました。

これは今までの「楽しい」といった概念から「愉しい」と言う概念も加わります。

勝つために「自分ができることを全力でする」をモットーにしています。

うちの育成スタッフたちが偉いなぁと思うのは、国体で出たり、全国で優勝したり、つまり「心も体も強い人」「努力を目的遂行のためにを惜しまない人」だったにもかかわらず、どれだけテニスがうまくいかなくても「一生懸命な子」には全力で出し惜しみをしないと言う点にあります。


普通偏差値70の人が偏差値40の人を見たときに「理解できない」と思います。

僕は多くの育成チームを勉強の糧として俯瞰する立場から見てきましたが、正直強かった自分を誇示するためのもの、名前だけのチームに過ぎませんでした。

国内でたまに良いアカデミーができたりしますがけい側と運営側で折り合いがつかずだめになるところ、昔取った杵柄で名前だけが一人歩きする所…

しかし一方で海外で学んだイタリアのアカデミー、スペインのアカデミー、オーストラリア、アメリカ…

簡単に言うと錦織圭、西岡良仁、ダニエル太郎、こんなレベルの選手はさらに携わっていたと言うコーチがあっちこっちにいました。

そして僕は彼らのそれには「世界No.1」を育てたコーチ達と同じ気概を感じます。

すごいなぁと思った特筆すべき点は「全国で勝つためには」と言った視点で常に相談に来てくれると言う点です。

全力だから厳しくなることもあるし、強い言葉を投げかけられることもあります。

でも、育成の本質はこの点にあり、トレーニングを含めた上で正しい方向で限界を超えることが究務になります。

全国のレベルに値する選手の強さを青春時代に体感したからこそ伝えられるのでしょう。

事学問においても同じことがいえます。
明確の目的を定められずに「勉強しろ、勉強しろ、勉強しろ」と言われたところでお医者さんになるのか、弁護士になるのか、一流企業に就職するのか…

脳機能科学的にも、心理学的にも、脳科学的にも漠然としたものはのれんに腕押し、結局のところ何も得ることができなくなってしまいます。

そしてよくあるのが「テニスばっかりやっていて…」と言った周りの大人と「テニスを全力で真剣にやりなさい」と1つのことを掘り下げるように仕向ける大人とがいます。

もちろんプロの選手になるなんて一握りのことなのかもしれません。

しかし、今回市川浦安アカデミーを卒業していったトップ3の子達はギリギリまでテニスに取り組み、学生時代のテニス戦績も良かったです。そしてさらには有名大学(海外含む)に進学しました。


つまりそういうことなんですね、論ずるよりも結果を見るべし。


何か1つのことに取り組める事は、積み重ねによって「とんでもない結果」につながるのだと思います。


1つのことをとんでもない時間を費やすと言う事は、それだけ「自分と向き合う」と言う生きる上での本質から逃げないことでもあるのだと思います。


よく「ダイエットしなきゃ」と言いつつ目の前の数字が一向に減らない…努力をしているのに…と感じる大人の人は要注意です。

気分転換と言う理由をつけながら、色んなことをやってしまう。もちろん悪くはないと思いますが「本質」から目を背けてしまったら本末転倒です。


来月で齢44となる長老…
自分より若いスタッフたちには敬意を払わずにはいられません。

ふわっと生きてきた青春時代…このとしていろいろな厳しさに、そして愉しさに気づくことができて良かったです。

育成レッスン1つとっても通常レッスン1つとっても、全力の周りのスタッフに支えられ、共に成長できればと強く思います。