塾vs部活vsテニススクール

今日もスタッフのみんなとミーティング。
ミーティングの方法はここに向かい新しいこともあれば、LINEや電話など様々…

思った時に即、会話、我々の強みです!
その一つに、ちょっと感動したお話があったので、下川選手に木曜日3月少し選手強化に入ってくれないかとお話しをしました。


新学期になると色々な変化が訪れます。

特に新中学1年生ははじめての「部活」を始めようとする子たちもいます。

その中でもとりわけ「テニス部がないので帰宅部にしてテニスと学問を頑張ることにします」とお話しいただくことが増えてきました。

私自身も15年が外部指導員として部活動に携わらせて頂きましたが、基本的に部活動は学校教育の一環であり、先生方ボランティアでされています。
担任を持っていれば問題事があればまず優先しなければなりませんし、担当教科のお仕事もあるためその時そのとして「流れ」が変わってしまいます。

もちろん私のように外部指導員を雇われる学校が増えてきましたがあくまでも少しでも部活動を専門家に教えてもらうと言う意図で行われます。

1面10人や20人、レベル分けもありますがテニススクールと比べると当たり前ですがクオリティーに差がでてきます。

簡単に試合に出ることができるのは良いのですが今あるレベルで勝てる子から順番に期待されるため、「理想の現状」=「ミスを減らす」と行った方程式が成り立ってしまいます。

もちろん試合に出るからには勝つことが大切ですが体も心も1番成長するこの時期に間違った情報が心や体に入ってしまうと飛躍的に伸びていくことができなくなってしまう場合も出てきます。

多くの強い子達がクラブチームアカデミーに通いながら帰宅部や文化系に所属しているのはこれらの理由も一因として挙げられます。

塾に通う子が多いのは学校の勉強では受験をしていくのは難しいからだと言われています。
私自身も家庭教師と塾講師の経験がありますがまさにその通りで例外はあるもののこの点は少子化になった今となっても普遍の事実として存在します。

つまり勉強は塾で補うもの。

その思考から行くと、しっかりとスポーツをもらうのであれば専門的な指導者が必要だと言うことになります。


そして子供たちがうまくストレスを解放できなかったり、気持ちが滅入ってしまうのは、部活と習い事は似て非なるものであるということが理解できず、時間を無駄に過ごしているのにうまくならない、勝てないといった矛盾した事実の蟻地獄に落ちてしまいます。


学校で授業を真面目に受けていないのに長い時間を費やしていると「俺(私)はバカだ!」となってしまいます。


たまに毎日部活に行ってるけれども全然勝てませんと言ったようなことを言われますが、内情を知っている私はとてもとても心境が複雑です。笑


だからこそ、1つのテニスと言うスポーツに取り組んでくれる人が1人でもいるのであれば全力で本質にぶつかって行ってもらえるように取り組んでいきたいと思います。

他のスポーツでも同様のことが言えると思います。

日々精進。