若者選手から学ぶこと

 先日は吉川選手、下川選手、しんコーチ・・・豪華メンバーでてにしんぐTVの撮影をおこないました。(てか、贅沢すぎだろ・・・と感謝)


撮影→しんコーチ/球出し→下川選手/説明→吉川選手


かなり全国津々浦々、多くの視聴者様が増えご覧いただいていますのでレッスン同様、益々気合が入ります。


空き時間に集まってくれる彼らにも感謝です!ありがとう!


等身大で背伸びせず、自分の言葉でと自然体でお送りしています。


選手の子って2通りパターンがあって、純粋な子、邪悪な子・・・そしてこの邪悪な子ってのはその子自体が悪い訳ではないんですよね・・・大人を発端として、周りの環境とプレッシャーから居場所がなくなってしまい、自分を守るための空間を作り出すために邪悪な気を身にまとってしまいます。


その代表が「ミスジャッジ」や「弱者への抑圧」です。


勿論、仮に彼が「被害者」だったとしても試合中にミスジャッジをしたり、誰かをからかったり、いじめたり、すればしっぺ返しがきます。


大人の世界でも「イモラ―」と呼ばれる人はいますし、その行く末は正直、笑えたものではありません。


誰とも「本音」で語ることができないし、心を通わすこともありません。


「純粋さ」は大人になっても大切にしていきたいものです。


ほとんどの選手が錦織選手や大坂選手のように一躍大スターになれることができません。

勿論、努力と才能を両立させてのお話ですが・・・


「急いては事を仕損じる」という諺(ことわざ)があります。


選手を育てる際、大人でもテニスの技術を習得する際に「近道」をする努力は必要ですが安直な方法や考えで結果を急ぐ必要はありません。


結果とは「心が伴うもの」でなくてはなりません。


聞いてもいないのに多くの教えたがる人は「自己承認欲求」が欠落しています。


つまり、自分の今思っている地位や立ち位置が周りから見る、それとは違うため「認められたい」と思い、そのような行動に至ってしまいます。


結果を周りから期待されすぎたり、自分が思う段階を踏めないと心がその位置にないため、どこかで「ひずみ」が生まれてしまいます。


吉川選手と話していると、本当に「純粋/素直」だと感じます。


私の悪乗りの「フリ」や突拍子もない質問にも全力で感じて答えてくれます。


本当の意味での「気遣い」ができるのでしょう。


勿論、そのような気遣いができるのですから、相当な苦労をしています。


無名だった高校生から全日本選手権に出ていても「僕はセンスがないので・・・」と言いながら話してくれます。


謙遜や謙虚というわけではなく彼自身が思う彼自身の「本当の姿」なのでしょう。


自分に偽らないからこそ、今の努力し続ける姿勢がある、等身大で1歩ずつ階段を登っていく・・・。


僕自身が気を付けていることは子供たちに接するときは「背伸びしない」こと。


大人の背伸びした言葉は子供たちを遠ざけるばかりか、彼らの感覚を麻痺させます。


本気で伝えるためには自分の表現を歩んできた人生の延長上の言葉で伝えなければなりません。


楽しい、真剣、おもしろい(興味深いの意味/interesting)


この3つが循環すると人生はとても楽しいものになることだと思います!


リターン(吉川流)

ボレー(吉川流)

吉川選手の優しさが滲み出た、加藤コーチの毒舌?が発揮された作品です。


ボレー(加藤コーチ)

テニス(だけ?)は真面目な加藤コーチの解説動画