基本的に後者はかなり強くなり、目指しているレベルに到達したときに取捨選択するもので、ほとんどは前者になります。
技術と言うとテニスにおいては、ストローク、ボレー、サーブ、スマッシュ、リターンと考えがちですが、実は打った後の戻りや構え、短いボールの処理、大切な場面でなんとなくスライスを使うのか、しっかり打っていくのか、大切なポイントでどのようなチョイスをしていくのか、様々な要素を組み合わせながら含めたとのを技術といいます。
気持ちの上では素直さと頑固さが背中合わせにあります。
自分の意志を貫く事は大切なことではありますが、頑なになってしまっては柔らかい発想を持ち合わせなくなってしまうため間違った方法で固執してしまう恐れがあります。
素直さとはなんでもかんでも受け入れて、聞いた風にするものではなく、言われたことを何回も繰り返し実行し、言葉の本質を何度も何度も理解しようと努めることだと思います。
今の自分を変えようとする事は本当に難しく、例えばこの相手だったらこのくらいで良いだろうと考えてしまうと自分の中で限界ができてしまいます。
どんな相手だろうと自分がやるべき事は徹底する、これ見よがしに力を誇示するわけではなく、必要なことをコツコツと、そして淡々と目の前のある状況にFOCUSしながら取り組む事以外に成長はありません。
心技体とは言いますが、成長期が終わるまでは「心」と「技」をしっかりと磨き続けていく事が大切なのだと感じます。
テニスって本当に難しい…そして、奥が深く、本質の伴った楽しさを追求することのできる学問ですね。