アルパワーラフ
(アルパワーラフの感想/←よろしければこちらの動画と合わせてご覧ください)
プロの使用率も多い老舗のポリガットです。
全面張りは中級者からおすすめ。
ハイブリッド横使用であれば横におすすめ。
張りたては、とても硬く感じる一方で、きちんとした当たりをすると食いつく感じがとてつもなく柔らかく鋭い感触だと思います。
硬さになれるために振動止めをつけて始めて、次第に慣れてきたら外すのも1つのアルパワーラフを理解するための方法かもしれません。
同じシリーズのアルパワーと比較するとラフ加工もされているため回転がしっかりかかってくれます。
テンションはナイロンガットからポリガットに乗り換える場合は通常の約10%落とすのがお勧めです。
乗っかっている感じと引っかかっている感じが球をホールドしてくれます。問題点はガットが硬いため張り替えるタイミングを間違えてしまうと肘や肩、手首の怪我やボールをとらえる感覚が鈍くなることからパフォーマンスの大きな低下につながる可能性が高くなる感じがします。
加藤コーチ個人の大きな印象は打った感じが凄く良いと感じていたが、自分よりテニスのレベルが遥か高い人にヒッティングをしてもらった際に「さらに強くフルスイング」(120%くらいのイメージで)をしたら「さらに1つ上の心地よさを感じた」というものでした。
多くの人が心地いいと感じる以上に良い打球感が体現できるのだと思いました。しかし一方で本当のアルパワーラフの良さは「極限まで速いスイングが必要なのでは?」という点でした。
個人的にはプロのスイング並みの人に向いているのだと思います。勿論、個人の感覚が大切なのである程度のスイングレベルでも問題ないと思います。
もしアルパワーラフを非力な方がその性能を最大限に活用したい場合は縦にナイロンマルチ、横にアルパワーラフのハイブリッドガットをお勧めします。
縦の反発力と横のホールド感の強さとラフ加工の凸凹の形状が使用者に打感の良さを感じさせるとともにスピン性能やスイングスピードを上げてボールの威力を上げると思います。
今回はPURE AERO VSに45Pで張りました。
超ボックス形状の競技者スペックのラケットには44p前後(縦)-42p前後(横)が個人的には良いのではないかな?と思います。
全面張り、ハイブリッドの横、どちらにしても一度は使用してみたい逸品だと思います。
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