成功している部活とそうでない部活、立つ立場に置いて弁護をする相手が変わるため本当に難しい問題です。
よくあるのが「毎日部活に行ってるのですが、全然強くなりません」と言うお悩み相談。
テニスのみならず他の競技でもよくあるお話なのですが、先生方は教育のスペシャリストであり、我々テニスコーチはテニスのスペシャリストであると言う点です。
我々はテニスの発言自体にその責任を負うため、死活問題になることもあります。
四六時中テニスと向き合っているわけですから、また長年積み重ねてこられた知識は知恵となり本能的に確信を得た答えが出ることもしばしあります。
長年積み重ねてこられた知識は知恵となり本能的に確信を得た答えが出ることもしばしあります。
加藤と石田はコーチ指導歴がほぼ同じ、しんコーチは選手とコーチ歴を合わせてほぼ同じ、15年以上テニスのために生きているわけですから、大きく論理を外す事はありません。
そして、バリバリの選手がスタッフにもいます。
だからといって部活動が悪いと言うわけではありません。
指導の注釈する先を間違ってはいけないと言う点にあります。
長きにわたる部活で面白い事例がありました。
先生が全くのテニスの初心者で、ボールを打つことすらままなりません。
しかし、まず初めに行ったのがテニスノートをつけさせること、僕自身テニスのそれは共感できるものではありませんが(つけていて大成をした人が見たことがない、大体の人がつけることで満足して終わってしまうため)実施したのはテニスに対する気持ちや姿勢、1種の思想的なあり方についての日記のようなものでした。
一種の学生時代に行った交換日記のようなものかも知れません。
内容も技術的なものよりも気持ち的なものが多く、出ていない子には「早く出すように」と言う指摘をしても、技術的な指摘はしませんでした。
もちろん強豪校と言うわけではありませんが、各学年の3年間、実質的には2年程度を俯瞰してきたときに、この先生がいらっしゃった時が1番子供たちのスタートラインの実力から卒業するまでの実力の伸び率が1番高かったように思えます。
これはなぜか?と考えたときに「自問自答をさせる」と言う点に成功の秘訣があったのだと思います。
先生とお話しした時も「私は全くの素人なので、彼らの気持ちを整理することしかできません」とおっしゃっていましたが、全くテニスを知らない方からテニスの1番大切なものを学んだ経験となりました。
今自分自身がどのような気持ちあるのか、我々大人でもなんで怒ってるんだろう?とかなんでこんな気持ちになるんだろう?と思い悩む事があります。
ましてや、思春期の子供たちにとってはなおさら気持ちの整理がつかず時を過ごしていくといったケースは少なくないと思います。
常に自分と対話することで自分自身の行動を顧み、また褒め讃え、次へのモチベーションになっていったのだと思います。
自分自身が主体となる場合は、気持ちは主体とともに変わっていくため、時が過ぎすぎると、ある一定の地点での気持ちを再びリアルに感じることができません。
他人から指摘された時に「はっ!!」と気持ちが蘇ることがあるかもしれませんが、多くの場合は忘れ去られてしまいその経験を生かすことなく同じことを繰り返してしまいがちな傾向にあります。
しかし、自分自身を振り返ることでそれを書き表すことで自分自身を見つめ直す機会になることが、次の彼ら(彼女)たちの成長を無駄のないものへと導いたのだと思います。
技術を含めるテニスの知識はその歴史の変遷を知りつつ、新しいものを学び続けなければなりません。
バイアスのかかった旧式の指導方法や、主観の強い技術指導は選手の可能性を衰退させる場合もあります。
我々が日々学び続けなければならない理由と強く、そして深く噛み締めながら日々のレッスンに邁進していきたいと思います。
幸いなことに、テニスは変なフォームになったとしても、賠償責任はありませんが、医療業界においては「医療ミス」といったような重大事件に発展すると思うと、恵まれた環境に案ずる事なくことさら身が引き締まる思いです。
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