フォアハンドストロークの「左手」

ストロークがうまくいかない人の多くはラケットを持っていないほうの手(多くの人は左手)がうまく機能していないからだと言うことをコーチ達と話していました。

着目すべき点はたくさんあるこのストローク、打点が遠すぎてもだめだし、近すぎてもだめ、タイミングの取り方や、リズムの作り方、軸の作り方、様々な角度から考えるとどの部分から取り掛かれば良いのかということを考えさせられます。

その中で今回は左手がテーマになりました。

テイクバック→インパクト→フォロースルー

この3つの動作がボールを打つときに行われるんですが、まず大切なのが…

「1、適切な軌道」

「2、適切な加速」

「3、適切な距離感」

この3つを同時的に実現していくには何が必要なのか?

YouTubeの動画の方でもお話し差し上げていますが多くのスポーツで左手の大切さが名言のように伝えられています。


まずボールに対して左手を体の前に出していきます、上体はターンされて、ボールに向かっていく準備を始めます。

そしてボールに向かってラケットがスイングされていきます。
この時多くの人は意識の矛先がラケットとボールに向いていきます。

とても大切なことなのですがこの瞬間から「成功/失敗」の分岐点に差し掛かります。

成功をおさめる人は、左肘を体の中心に、脇をしめて引くように意識ができる人は打球後のスイングも加速して前に押し出した後、体の後ろ側にフィニッシュの形を描きます。

一方で、ミスショットに終わってしまう人は左手はどんどん体から離れていき、一度も体に引き寄せられることなく体の横に流れていきます。

初心にかえって「左手」の使い方について考えてみてはいかがでしょうか。