運動連鎖でテニスと人生を考える

「全は一」、「一は全」

ストローク、レシーブ、ボレー、サーブ、スマッシュは1つの「組み立て」として存在しています。
また、「組み立て」や「流れ」を作り出すのは「各ショット」です。

どちらを選ぶべきなのか?

この問題は永遠のテーマですが、森羅万象、すべてのものはシルクロードに繋がっています。

これを学問に置き換えてみると、部分は国語、英語、数学、などの教科で分類されます。
しかし、受験になるとこの教科の「全」を用いて戦わなければなりません。

一つに長けていたとしても、どれかが足を引っ張ったなら不合格になる可能性があがります。

全体を大切にすることが必要です。

さらに掘り下げていくと、各教科ごとにも「単元」というものが存在します。

英語なら発音、文法、単語、長文・・・全ての正答率の高さが「全」となります。


テニスに置き換えると、各ショットはもちろんですが、ストローク1つ取った時に「テークバック」「インパクト」「フォロースルー」を大きくなる3つの分類されます。
そして、そのどの動作の段階においても3つが「スムーズ」に機能しなければ「良いショット」にはなりません。

これをつなげていくことで「運動連鎖」となり、得意ショットとなっていきます。


例えば、東洋医学と西洋医学、「全体」と「部分」で病気へのフォーカスの方法が変わってきます。
腰が痛いなら腰だけを診る、肩こりがひどいなら肩を診る・・・
しかし、人の体には「血液循環」や「気の流れ」と言った言葉を用いることが多々あります。
つまり、「部分」がつながって「全体」として機能しているのです。

戦争においても「大局を見よ!」と言った言い回しが存在します。

「バランス」と言った言葉は日常のあらゆる場面に警鐘を鳴らすかの如く登場します。

バランスのいい食事・・・
バランスのいい体・・・
バランスの良い生活・・・

バランスシートは企業の体力や状態を見ることができます。

スポーツは「頭がいらない」と思われがちですが、かなり「頭を使うスポーツ」です。
体の調節機能はもちろんですが、思い描いたイメージを「体現する」、妄想を現実化する作業があるため「現実とのギャップ」を埋めるための創意工夫が必要です。

日本の勉強のほとんどが与えられたことに「正解」すること。
「カチッ」とスイッチが入ったら「サー」と首を縦に動かすのみ。

そこに、疑問や疑念を抱いたとしても、覆ることがありません。

「連続動作」を考える。

人生のある地点で大きな目標ができたのであれば、「飛躍のための転換」が必要です。
しかし、漠然とした未来のために今まで続けていたものを「0」にしてしまうにはあまりにもデンジャラスです。

「退路を断つ」とは、「夢や希望」が僅かながらでもあるからこそ「断つ」わけで、大いなる野望も希望もないのであれば継続を「0」にすると言うことは「無に還る」結果になります。そして次はまた「無」からのスタート、すごろくや人生ゲームでは「スタートに戻る」と同義になります。ゲームでは初期装備で「LV1」からやりなおし。

どんな些細なことでも、色々な理由があったとしても細々とでも継続することは「0」を回避することになり、いつの日か「大躍進」を果たす可能性を秘めている未来へとつながっていきます。

テニスにおいての「運動連鎖」・・・
少し動画でもUPしていきたいと思います。

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