大して文学も読んだことがないのに、なぜか三島由紀夫が大好きな私加藤です。
生き方的なものと歩んできた道が非常に共感を持てるのだと思います。
コロナ騒動の最中、三島由紀夫vs全共闘の映画の印象が薄れてしまいましたが、非常に優れた答弁だったと感動しました。
何が凄いかと言うと、「文武両道」を高いレベルで生き抜いたと言う点にあると思います。
高校生の受験問題を解いていた時に「金閣寺」の一説が出てきたことがありました。
その時の担任の国語の先生が「この文章の本当の意味をわかれば、君たちは志望校に合格することができるだろう」といったような内容を熱弁してくれたのを思い出します。
頭の良いすごい人なんだなぁと思いながらその頃は小説にも興味がありませんでしたが、社会人になってから合気道を始めた時に奇遇にも、お師匠の師匠仲間の先生が、彼と親交が深く「自決する」前の日に挨拶に来たと言うお話を聞きました。
それなりに苦しい思いをして大学を出させてもらって学校で学んでいたことが社会で通用しない事実を痛感していたときにこの話を聞きました。
その時、僕は強く心を動かされたのを今でも覚えています。
そして「文武両道」の本当の意味を求めるようになりました。
通常の概念とは違うかも知れないですが、体と頭を鍛えることこそが自分自身を強くする、体を鍛えるには精神力がいる、また鍛えるために頭を使わなければならない、学問においては学ぶことが大切だが、それを学び抜く体力が必要だと自分の中で感じるようになりました。
常に両者は相関関係にあり、ともに高いレベルで昇華することで人生を有意義なものにしつつ、生きる意味を高めるのだと思います。
知行合一の本質は、この2つを突き詰める人にこそ果たすことができるものなのだと感じました。
最近、(ここがオープンして3年目ですが)長く一緒にいる子たちと話をしているとされどテニス、一挙手一投足がテニスを通じて文武両道を果たさんとする姿勢を作ろうとしていることに気づかされました。
我々スタッフ一同も、歩みを止めることなく常に知行合一を目指していきたいと思います。