「質」と「量」続編

先日、練習の「質」と「量」に関してのお話をしました。
「量」をしっかり積み重ねることが「質」につながる、というのが私の意見です。

今日は、この「練習」そのものを提供する側(コーチ)の視点からお話したいと思います。

練習中、体を動かしながら考えること。

このお客様は、球数を打つこと、この練習の先にどのようなビジョンを描いていらっしゃるのか。
このメニューは、お客様それぞれのレベルに落とした場合、それぞれにとってどのような効果があるのか。

例えばボレーの球出し中。
この方はラケットをこのテンポで振るからこの位置に、
この方はグリップが厚くアタリが薄いから、球出しは切り気味にして「浮いた」と体感してもらおう、などなど。

1つのメニューの結果で、改善した部分がどこかしらにあれば良いな、と思いながらやっています。
限られた時間でたくさんのボールを打っていただいた結果、きちんと得るものがないといけない。
練習メニューを「こなす」だけになっていないか、臨機応変に対応できているかなど、
メニューを提供しながら考えることはたくさんあります。

ストロークでもサーブでもボレーでも、基本形があり、
それができていない場合の修正方法があります。

ストローク:基本形がスライスになっていないか?
テイクバックの運動連鎖ができているか?
打球後のフォロースルーの大きさは?

ボレー:ラケットヘッドが立っているか?
スピン打ちになっていないか?
並進運動で打球できているか?

サーブ:テイクバックのときに手のひらが上を向いていないか?
プロネーションができているか?
インパクト後のステップイン、お尻がでたりしていないか?

練習を俯瞰しつつ、お客様それぞれにあったアドバイスをする、
これがコーチに求められることです。
そしてこれは、練習の「量」を積み重ねてきたからこその「質」が問われます。

コーチ「専門」なのか、「一般」のコーチなのか。
本職としてのコーチなのか、コーチを復職としているのか。
コーチにも人生がありますので(笑)、その道に良し悪しはありませんが、
コーチ歴を積み重ねることで、見えるものが多角的になるとは思っています。

僕はコーチ「専門」、本職です。終わりはない、ただ突き進むだけ!

→世界を目指すガチレッスン2
https://youtu.be/duKva8Evx_Y
 人気ブログランキング参加中