感じとる力


感じ取る力

先日は下川選手と頃末コーチがレッスンを手伝ってくれました、「全国」「世界」といった抽象的かつ形而上的なものを提供してくれるレッスンはそうは無いことでしょう。

彼らは世界を肌で感じ、全国規模の選手と剣を交え常に艱難辛苦を味わいながら戦っています。

彼らが他と同じメニューや同じラリーをやっていたとして、見た目は他と対して変わらないかもしれません。

ただ、さりげなくかけてくれる言葉やプレイを通じて生き様を見せてくれているのは、同じコートに立てばきっとわかると思います。

第一線で戦うことに身を置いている人間の「スピリッツ」は当人からしか伝えることができませんし、それを受けることのできる、感じることのできる人間でしかその特需は受けられません。

学年で成績を1位を取る、全国模試で1位を取る、運動会で1等賞になる、スポーツの大会で優勝する、いろんな人に頼りにされる人間になる、困った人を助けられる人間になる、規模や価値の違い、大小の違いはあれど基本的に帰結する場所は同じ。

「本物に触れることができるのか」これに尽きます。

石田コーチのテニスのためのトレーニングは核心をついています。
決してすぐに結果の見えてくるものではないですが、継続することと感じること、体が変化していく事は感受性さえあれば感じとることが出来ます。

ほとんど休みなしで働きまくった20代の石田コーチの財産は、加藤コーチ同様、お客様と直接間接含め甚大な方と接したことにあります。

個々の体を画一化してしまうと完璧な助言はできませんが、経験から得た分類方法を使いながら、分類に合わせた課題に丁寧に取り組んでいくことで、その人その人に応じたオリジナルのアプローチが体の感じ方とともにindividualizedされてきます。

子供たちに何かを伝えたい時、大人側に見栄や虚栄、少しでも偽りがあった場合、言われた子供たちの無意識下には疑問が残り、本質的なことが届きません。

言うことを聞かない、話を聞かない、落ち着きがない、と子供たちに対して感じる前に私たち大人がやるべきこと、それは「本心から、かつ自分の生き様を認めた上での言葉なのかどうか」ということかが重要なポイントになると思います。

本物を感じることができると言うこと、大人子供問わずテニスを通じてそのようにある人物達がテニスコミュニティーを目指して行きたいと強く感じます。


→人気blogランキング

「超」曲がるサーブにtry!!限界チャレンジpart2
https://youtu.be/-lN0dz1cAbc