考える力と将来のために

バカとブスこそ東大に行け!の名言で有名になった「ドラゴン桜」ですが、今、ドラゴン桜2なるものがあるようです。

毎日簡単に色んなコラムに目を通すのですが、朝日こども新聞に利発な子供に育てるには?について記事が書かれていました。

【なぜ?】を考えさせようと言ったもの。


テニスにおいても【なぜ?】はかなり大切。
上手くなったり、強くなる人は皆これを持っています。

但し、気をつけたいのは大人の価値観で「きっかけ」を強要してしまうことです。

あるあるBEST3☠️
◎何で負けたか考えなさい
◎何でミスしたか考えなさい
◎もっと他の子を見なさい

まず、マイナスな事柄に対して考えることを強要している点、他人(特に身近な子)と比較している事が問題点です。

良いショットを打てば、もっと良くするには?と考えます。
気持ち良い成功体験と自分自身に誇りを持てる。
エフィカシー(自己能力の自己肯定)を高く持てます。

他人と比べてしまうとその子が道を外れた時に困るのと、その子を超えることができなくなります、万が一超えてしまったら、次を目指せなくなってしまいます。


たま、子供は特に興味の対象と表現、そしてその時の感情が大きく絡み合うため接し方は、より個々の子に焦点を合わせないといけません。

例えば、「コーチ、スライスサーブってどう打つの?」と聞いてきます。
教えた後にフォームを確認して大まかに出来ていればOK!
10000時間の法則もあることから、無理に入る事を評価の対象にするよりも、大まかに斜めに回転がかかって、ネットを越える、または怖ければOK!
その後は黙って見守ります。

何かの時に興味があればまた話を振ってくれます。
しかしながら、理解力がない人や精神年齢的にも6年生くらいになるまでは【構って欲しい】がために話をしてくる事もあります。

「コーチ、スライスサーブどうやって打つの?」

キチンと取り組めていればしっかり細部を伝え直しますが、殆どは学校で嫌なことがあったり、集中力が切れたり、家でお母さんに叱られたり、と言った時に、そしてテニスが上手く行かなかった時にこの行動は起こります。

但し、その時の言葉かけが大切です。
子供の性格を見ながら、ふざけてる様子がその前にあれば「ちゃんとやっていないから、できないんじゃん?」的な話を振ります。

否定をするときは【限定的に】!
私は罪を憎んで人を憎まず、と言うよりは【目には目を歯には歯を】の精神ですが、指導者としては【あなたのこう言う点】がと限定要素を伝えます。

勿論、その後の様子を見て、真面目に取り組んでいれば、出来てきたら褒める、出来なくても直向きに取り組んでいれば手を差し伸べる。
これが大切です。

もっとぶっ飛んだ例えは、その子の今、興味のあるゲームやアニメになぞらえて「こうなろう!」「こうしてみては?」と漠然としてでも雰囲気で伝えます。
しん選手や下川選手の動画で良さげなのがあれば観せたりもします。

テニスの王子様のスネイクみたいに・・・なんて表現も使います。
ヨーロッパの各国の代表選手がキャプテン翼に憧れて練習したように。

あ、曲がった!
(なんでだろう?)

これの繰り返しです。

何故を考えるように仕向けること!
本人達がコーチの存在を忘れて取り組むことこそが大切な要素だと思います。

お盆休みは親御さんとお話する機会が増えると色々な楽しみも増えます。
上手く行かなくても頑張ってるなぁーと思う反面、親御さんがアスリートだと、不貞腐れてる!って感じることもあります。
ボール拾って、コーチ前では一生懸命!
それだけでも素晴らしいと思います。

また、他の子を見て「凄く上手くなられましたね!」とご評価頂く事は客観的な事実肯定と何よりもの褒め言葉となります。

本当にテニスコートを離れれば学ばせて頂くことが多いお客様にも恵まれて幸いです。

色々なご職業、人生の機微に触れる瞬間ってテニスコーチの醍醐味と大きな財産の1つだと思います。

明日も全力投球、全力疾走で精進したいと思います。

飯島コーチのコーチ前のお客様の値千金のボールをクリティカルカウンター!
超上級者のお客様に「いやーあれは凄すぎました!やられました!」と満面の笑み!

律儀な好青年、飯島は「すんません!」と思った通りに返球出来なかった事を謝罪。

しかしながら、志の高いアスリート志向のお客様な故に興奮冷めやらぬ熱い瞬間でした!


☆おすすめ動画!
【1分間テニス】重い球を打つ〜インパクト編
https://youtu.be/8PX-zA80fKM
【1分間テニス】重い球を打つ〜テークバック編
https://youtu.be/XaJNht9UghI

(人気ブログランキング参加中現在第10位)