メキメキテニスが上達中の当校のお客様達、とりわけジュニアの子達はラリーが形になってきました。
大人はある程度ボールに当たりますが、何年経ってもラリーが全くできないってのは週に一回だと案外あると、いつもミーティングで教えを説く加藤コーチ。
いや、寧ろ、壊れた蓄音機?と比喩した方が良いかも知れませんね。笑
長年の経験から部活やサークル、公共施設などのテニス教室の度に質問されてきました。
さて、何が1番大切なのか?何が必要なのか?
海外でのテニス経験のコーチが多いのも我々の強みかも知れません。
それは、【目的は何か】?と言うこと。
→友達作りなのか?
→楽しみたいのか?
→テニスが上手くなりたいのか?
→テニスが強くなりたいのか?
上2つはテニスにおいて必要な要素ではありますが、ボールとラケットを持って技術を学ぶ点事を定義とするのであれば、テニススクールでなくてもいいわけです。
そして、上手くなるにはしっかりと技術を磨く、強くなるなら己を磨く点にあります。
だいたい、面子や環境を言い訳にする人は、また次も同じ問題が待ち構えています。
こないだの日曜日のレッスンに来てくれたコーチは前回取り上げた「逆境を肥やして結果を出してきた」選手でもあります。
簡単に言えば全国大会レベルは優に超える人物です。
でも、至って普通。オーラを消しています。
人にすぐアドバイスしたくなる人は自己承認欲求や社会的所属欲求などの欠如と言った話もブログに書かせて頂きましたが、彼はそんなに多くを語りません。
では、コーチの役割は何?
アドバイスしなきゃスクールじゃないのでは?
と思われる方もいらっしゃる事だと思います。
当校スタッフが心がけている事は「言葉よりも打ち方、一挙手一投足」を観て【配球】や【メニュー】で体現するようにしています。
結局、目的は【テニスが今の自分よりも上手くなり続けて、良いポイントが取れるようになる、かつ、そのバリエーションを多くする、結果、試合などで勝てるようになる】点にあります。
勉強は、色んなお約束やルールがあり結果があります。
それはそれで難しいですが筆記が大半の日本では【相手】がいません。
しかし、テニスなどの多くのスポーツは【相手】がいます。
状況におうじて、試験問題が変化しているのです。
「1+1」は?と問われている間に「1×1」になっていたり、算数から英語の問題になっていたりするよつなものです。
強いて言うなら、サーブとリターンから始まり、ラリーをしてボレー、ストローク、スマッシュのいずれかでポイントを決める。
約10メートル四方の四角を1メートルに満たないネットを越して打ち合います。
左右前後、上下遠近、斜と空間を駆使して、フラット、スピン、スライスとショットを速い遅いを組み合わせて戦います。
千変万化、種々多様な中でコーチ達が気を配るのは。
「ラリーを通じて技術が習得できているか」と言う点です。
ですから、コーチが球出しして生徒とラリーしても良いですし、子供達のレベルが均衡しているならお約束ラリー(ルールを決め生徒同士達でラリーをする)でも、変則的な試合形式でも、試合練習でも良いんですね。
そのクラスに合った、皆が1番、目的を達成できるものであれば問題なし!
後は、お客様の個性を知って、コーチ間で共有できること、意見できることです。
目に見えないものの積み重ねって、驚くほど爆発的な躍進材料となります。
胸を張って、各々の目標に向かえるように!
日々精進!
日々邁進!