人間の性質を知ってテニスにおける上達のコツを気づかせるヒント

今日も白熱した「てにすing」▶︎ てにしんぐ をありがとうございました(o^^o)

先日は合宿ミーティング、興味深いのは「んぢゃ、ミーティングしよかー」と言う切り出しではなく、気がつけば皆が自然と集まってる事。

楽しいと思ってもらえる、かつ、それはテニスを通じてのなにか?!でなければなりません!

それぞれのコーチが日々話題に上げているので、おおよそ全員が(直接担当していないスタッフも)理解してる点にあります。

長い子になるとその成長過程が見えてくるので、より具体的に技術面はこうしようとか生活面はここに気をつけると良いとか会話が弾みます。

面数も今のところ一面なので、他のスクールとの差別化は【アットホーム】な点にあると思います。

悩み事があったら然るべきスタッフに相談を持ちかけてくれますし、話題を広げたい時や悩みや話題の得意分野の人間がいる時は一緒に話をしたりもします。

勿論、レッスン中はテニスをしていますのでご安心を!

些細な話も吐き出さずにに溜めてしまえば重い悩みになってしまいます、反面、初期の段階であれば実は取り越し苦労だった「なーんだ大したことなかった」と笑って忘れてしまいます。

学術的に換言すると海馬の処理で短期記憶から長期記憶に保存される前に回避すると言った事象です。

日々の会話やテンションの盛り上がりが【トラウマ回避】につながります。
少々大袈裟ですが、笑

お客様密着型テニススクールを目指します!

話は変わりますが先日の話のくだり!
「具体的に上手くなるってどう言うこと?」

例えば、テークバックに意識し過ぎてヒッティングポイントが全く合ってない子。
1年かけて矯正をおこないました。
出来ないことを無理矢理言葉のアドバイスでしたとしても頭でっかちになってしまい、【できる/できない】の両極端になりモチベーションが下がってしまいます。

大切なのはグレーゾーンを上手く活用すること、コーチがするのは言葉のアドバイスではなく、お客様の些細な変化に【気づく】こと大抵のお客様は気づいていないケースが多いので意識の上にあげるお手伝いをする。
変われる【きっかけ】を作る。

本日だと、ストロークの当たりの厚さが安定しているお客様がいらっしゃいました、よくみるとテークバックが一定のリズムで完了してヘッドダウンしている、面が比較的伏せ目の状態からしっかりスイングできている。
そしてそれが繰り返しおこなわれている。
しかーし、お客様は気づかれていない!
「何かストローク意識変えました?」と言う問いに・・・

「えっ?特に変えてないけどー」と言ったご様子(о´∀`о)

上記のお話を差し上げるとなんとなく理解されたご様子。

野村克也氏しかり、平井コーチしかり、多くの名指導者が経験の上で示唆してきたノウハウです。

で、話が逸れましたが、最初は「インパクト」を意識させること。
面当てラリーから始まり、トラップラリーやミニラリー、限定ラリー、そしてサーブが入るのを当たり前の状態になるようにサーブの次の動作以降のラリー、あらゆる角度から飽きないように少し条件をかえたりして繰り返しました。

「あっ、次はこれだ!」と繰り返していくと脳の性質上、【飽きて】しまうため刺激が少なくなり効果が期待できません。

余談になりますが、淡々と1つの事に取り組める人はどうなのか?と言う意見もあると思いますが、そう言う人達は同じメニューでも【抽象空間】を変えているのです。
この当たり方は?とか今日はこの視点からラリーしようとか、つまり発想力が豊かなんですね。

千差万別、種々多様な人の取り組み方ですが、【なんとなく】を【新鮮に】続ける事が大きな成長につながったのだと思います。