今日のJPは男子4人、開始前から選手達でラリーが繰り広げられます。
開始時間がきて、普通ならとめてレッスンに入るコーチが多いと思うのですが、(多分、それが普通で、当たり前)加藤コーチは「じ〜っ」と見てるだけでした。
理由を聞いてみると【集中してたから】
それぞれコーチの顔を気にすることなく、ただただガムシャラにボールを打っている、途切れても次のラリーへ
子供のYouTubeとかゲームとかにも似ています。
スマホ与えたら教えもしないのに学習していく、自分のやりたいことだから目的に対して没頭する。
この時って体で感じてるからどんどん吸収していきます。
なぜなら体が、本能が【楽しい】と感じるからです。
これはレベルやクラスの雰囲気によって変わってきます。
例えば先日の16:30~のクラス、初めはサーブやストロークをコートに入れるところからスタート、段階を踏むにつれて「サーブからポイントをする」ことを楽しいと感じるようになりました。
17:30~のクラスではダブルスがブームでコーチが何も言わなくても自分達で創意工夫をしようとする。
チェンジもボレーのタイミングも細かく教えなくても自然にできてしまう。
【余計な情報】がない方が感覚が研ぎ澄まされます。
そして、自然と疑問が湧いてくる、たまには凹んで悩んでいる姿を目撃する。
その時が【チャンス】!
コーチがそっと【きっかけ】を与える。
そのきっかけで、また本人は考えるようになる。
【集中するタイミング】って千差万別ですが、しっかり見極めるととんでもない爆発的な力になります。
ヨーロッパでニックボロテリーのアカデミーに蹴られた有名選手を育てたコーチ、有名高校、大学に合格させるカリスマ先生、彼らから共通して学んだことは【じっと観察すること】でした。
そして【そっと手を差し伸べること】でした。
一方、大人はどうなのか?
子供と比べて頭で考え過ぎるため【無にさせること】です。
とにかくボールをたくさん打つ機会を与える!
コーチが台になり、ひたすら打つことに集中させてあげることが最大の上達方法、体を動かすことで緊張がほぐれてきます。
何度も繰り返すことで【感覚】が舞い降りてきます。
勿論、ワンポイントのアドバイスは必要に応じてしますが、それ以上に【配球】が大切!
棒立ちコンチでは体現できない絶妙な配球を数多くすることがコーチのスキルとして必要です。
大人も子供も【無になる集中】と【小さな成功体験】の積み重ねがテニスを楽しく、そして強くすると思います!
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