今、勝たなくても・・・

勝てるに越したことがない・・・

そう思いますよね・・・

確かに、学校の勉強を見ていると単元別に、範囲別に、ある程度の「くくり」があります。

テニスも年齢別、性別に分かれることもありますが「創造」しながら「想像」を超えていきます。

試験では「一夜漬け」「徹夜」という言葉が存在するのに、スポーツではこの言葉が存在しません。

むしろ、試合前の練習のし過ぎは「オーバーワーク」になりますし、案外、「マイペース」な人ほど良い結果に終わることも多くあります。

だから「勝ちに不思議の勝ちあり」「負けに不思議の負けなし」なのです。

30代の頃に海外の名選手を育てたコーチ達に直接話を聞く機会がありました。

技術として大切なのは「フォアハンドストローク」と「サーブ」。
勿論、他の技術も必要です。
海外留学は賛否ありますが、日本にいては「あり得ない」ボールなんてたくさんあります。

理論も様々です。

そんな彼らが口をそろえて話してくれたのは「18歳からがスタートライン」、それまでに「正しい」技術を身につける!

試合に勝つ負けるはそこから始まっていくと教わりました。

思い返してみると、すぐに結果がでるような選手はごくごく稀です。
そして例え結果が出たとしても本人の気持ちがついていかなければ右肩下がり・・・

心が実は大切で、心の成長なくしてテニスの成長は頭打ちに終わってしまいます。

心の成長は18歳に基礎が完成。体の成長は20歳前後に完成、科学的な統計からも、このことを考えると、かなり的を得ています。

そうなれば「技術」が一番将来に左右する大きな財産となります。

しかし、この「技術」が曲者です。

わかっているつもりの人が多い現状・・・
生徒や選手サイドならまだしも、指導者側にもこの問題が発生します。

×踏み込んで打つが基本のストローク
×テークバックが小さい本当の意味
×ボレーを引かないの真意
×ミスの見極め方伝えられるもの
×ラケット、ガットの基礎知識

正しいギアを使わなければ正しい技術を身につけられません。
ガットのテンション、張り替え頻度、グリップの交換
積極的なミスを咎める
プロはプロ、素人は素人と安易に線引きしてしまう

だから、「技術」と言っても、簡単に身につくものではないのです。
フォアハンドストローク1つとっても「形」としてはマスターできても
「モノにする」までは何年もかかります。

言葉で伝えることは事実としてできても、身に着けるための真実が伝わるには
双方で昇華するための「年月」が必要です。

この深さを理解するにも時間が必要です。そして、「経験」となり初めてことの本質が理解できるようになります。

そして選手やお客様、保護者の皆様は「1人称」であるため、同時進行的に理解をしなければなりません。だから難しい問題となります。
どのコーチを信頼するのか?どの理論を良しとするのか?

この選択肢は実に大切な、そして難しい問題になってきます。
でも、価値のある「テーマ」
「個性」が強いのに「同じ方向を向いている」チーム作りを徹底していきたいと思います。

20歳までのテニスプラン、スタートラインはそこからです。

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